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コンドの部屋から見る夕日と街並み

ハワイ不動産ガイド

ハワイの別荘(コンド)の
維持費

管理費・固定資産税・保険、年間いくらかかる?

 和田ゆうこ(ハワイ州不動産ライセンス RS-74721)

「ハワイに別荘を持つと、毎年いくらかかるの?」。これから買う方からも、すでにお持ちのオーナー様からも、よくいただくご質問です。

ハワイのコンドミニアムの維持費は、管理費、固定資産税、保険、光熱費・通信費、そして留守中の管理が中心です。この記事では、それぞれのしくみと最新の目安を、公的なデータをもとにまとめました。

この記事は一般的な情報のご紹介です。実際の金額は、建物・お部屋・契約内容によって大きく変わります。税金については日米の税理士にご確認ください。

60%超

管理費が月$800以上のコンドの割合

2026年にオアフ島で売れたコンド。2019年は約20%

約70%

この10年の管理費の上昇

ホノルル不動産協会の会長談

$3.50

固定資産税(評価額$1,000あたり)

ホノルル市・住宅区分(2026年7月〜)

出典:Hawaiʻi Public Radio(2026年6月)、Hawaii Business、ホノルル市 固定資産税率表

年間の維持費の内訳

コンドミニアムの主な維持費
項目支払いポイント
管理費毎月建物の保険・修繕積立・共用部の維持など。水道や冷房などが含まれる建物も
固定資産税年2回評価額×税率。自分で住まない場合、住む人向けの控除は受けられない
お部屋の保険年1回室内・家財・賠償責任など(HO-6保険)
光熱費・通信費毎月電気、インターネットなど。留守中も基本料金はかかる
留守中の管理契約による見回り、郵便、修理の立ち会いなど

1管理費(メンテナンスフィー)

高層コンドの前に広がるプールデッキ
プールなどの共用施設の維持も管理費から

維持費の中でいちばん大きいのが、毎月の管理費です。建物全体の保険、修繕のための積立、共用部の清掃や警備、プール・ジムなどの維持に使われます。建物によっては、水道・下水、冷房、ケーブルテレビなどが含まれます。

ハワイでは、ここ数年で管理費が大きく上がっています。ホノルル不動産協会の会長によると、この10年で約70%上がり、特にここ3年で上がり方が速くなっています(Hawaii Business)。2026年にオアフ島で売れたコンドの6割以上が月$800以上で、50万ドル未満のコンドでも半数以上が月$700以上でした(Hawaiʻi Public Radio)。

2固定資産税

ホノルル市の固定資産税は、評価額×税率で計算し、年2回に分けて支払います(固定資産税についての記事)。2026年7月からの1年間の税率は次のとおりです(ホノルル市)。

ホノルル市の主な税率(評価額$1,000あたり)
区分税率
住宅(Residential)$3.50
住宅A:100万ドルまでの部分$4.00
住宅A:100万ドルを超える部分$11.40

住宅Aは、住む人向けの控除(ホームエグゼンプション)を受けていない、評価額100万ドル以上の住宅が対象で、コンドミニアムのお部屋も含まれます。なお、2027年7月からは、この基準が130万ドルに引き上げられ、350万ドルを超える部分にはさらに高い税率の区分ができることが決まっています(ホノルル市条例 25-44)。

たとえば、住宅区分で評価額80万ドルのお部屋なら、年間およそ$2,800(80万÷1,000×3.50)が目安です。日本にお住まいで別荘として持つ場合は、住む人向けの控除は受けられません。

3保険

建物全体の保険は管理組合がかけ、管理費から支払われます。オーナー様は、自分のお部屋の内装・家財・賠償責任などをカバーするHO-6保険に入るのが一般的です。管理組合の規約で加入が求められることもあります。

近年はハワイでも建物の保険料と免責額(自己負担額)が大きく上がっています。ハワイ州議会の報告では、1戸あたりの免責額が以前の1万〜2万5千ドルから、最大25万ドルまで上がった例が挙げられています(ハワイ州議会 2025年)。建物の保険で免責額を超える損害が出た場合、その自己負担分がオーナーに割り当てられることがあります。HO-6保険を選ぶときは、建物の保険の免責額と、その割り当てに備える補償(ロス・アセスメント)があるかもあわせて確認しましょう。

4光熱費・通信費

ハワイの電気料金は全米でも高い水準です。冷房が管理費に含まれる建物と、各部屋で電気代を払う建物があります。留守の間も、インターネットや電気の基本料金はかかります。長く空ける場合は、契約の一時停止ができるかも確認しておくとよいでしょう。

5留守中の管理

ホコリで汚れたエアコンのフィルター
留守中もエアコンのフィルターなどは汚れていきます

湿気の多いハワイでは、閉め切ったお部屋にカビや設備のトラブルが起きることがあります。日本にお住まいのオーナー様は、定期的な見回りや、郵便物の確認、修理の立ち会いを、管理会社や個人に依頼するのが一般的です。費用は依頼する内容と頻度で変わります。

6日本側で気をつけたいこと

維持費が重くなってきたら

使う回数が減ったのに維持費が上がり続けている場合は、貸す、売るという選択肢もあります。それぞれの判断のポイントは「ハワイのコンドは貸す?売る?」で、売却の流れと税金は「ハワイの不動産を売却するときの税金と流れ」でご紹介しています。今の相場は「ハワイのコンドミニアム購入の相場」もご覧ください。

よくあるご質問

管理費は今後も上がりますか?

建物の保険料や修繕費によって決まるため、一概には言えません。管理組合の予算や議事録、修繕計画を見ると、値上げや一時金の予定がわかることがあります。気になる建物があれば、資料の確認をお手伝いします。

固定資産税はいつ、どうやって払いますか?

ホノルル市の固定資産税は年2回払います。日本にお住まいの方は、管理会社に支払いを任せたり、ハワイの銀行口座から支払ったりするのが一般的です。

維持費を抑える方法はありますか?

保険の内容の見直しや、使わない契約の停止などで抑えられる部分はあります。一方で、管理費や固定資産税は自分では変えられないため、使い方に合っていない場合は、貸す・売るも含めて考えるのがおすすめです。

専門家との連携が必要な方へ

維持費の見直しや売却には、米国の会計士・弁護士、日本の会計士(税理士)との連携が必要になることがあります。状況はお一人おひとり異なりますので、この記事だけをもとに売却や賃貸のご判断をされず、まずは「どこに、どのような相談をするのがよいか」を、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。

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今のお部屋の価値と、維持費のバランスを確かめませんか

同じ建物の最近の成約事例をもとに、今売った場合の手取りの目安を日本語でご説明します。管理組合の資料の確認もお手伝いします。

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