アラモアナセンターに新高層複合施設「1588 Ala Moana」建設計画:高級ホテル+コンドミニアム+手頃な賃貸住宅の詳細



ホノルルの開発業者BSC Acquisitions II LLCが、アラモアナセンターのメイシーズ前に、高級ホテルと高層コンドミニアム、手頃な価格の賃貸住宅を含む大規模複合施設の建設を計画しています。
プロジェクト「1588 Ala Moana」の概要
開発地とデベロッパー
- 所在地: 1558 Ala Moana Boulevard、アラモアナセンター東端のメイシーズ前海側駐車場
- 面積: 4.3エーカー(約17,400平方メートル)
- 開発業者: BSC Acquisitions II LLC(小林グループとBlackSand Capitalの関連会社)
- 立地: アトキンソンドライブ近く
施設の詳細構成
高級ホテル棟
- 高さ:400フィート(約122メートル)
- 客室数:291室
- ターゲット:「高額消費の観光客」を誘致
- 隣接商業スペース:26,000平方フィート(約2,415平方メートル)
マーケットプライス・コンドミニアム棟
- 高さ:200フィート(約61メートル)
- 戸数:145ユニット
- 販売形態:市場価格での分譲
手頃な価格の賃貸住宅
- 戸数:52ユニット(1ベッドルーム+2ベッドルーム)
- 配置:アラモアナ大通り沿い、ストリートレベル付近
- 入居資格:州の年間地域中央所得(AMI)の80%以下の世帯
- 2025年基準:単身者$85,150、4人家族$121,600以下
- 期間:永続的に手頃な価格を維持
駐車場とアクセス
駐車スペース
- ショッピングセンター用:560台(復旧分)
- ホテル・住宅用:575台
- 自転車駐輪場:300台
- 合計:約1,135台の自動車駐車スペース
アクセス
- 車両進入口:アトキンソンドライブから直接アクセス
- 1階商業施設:アトキンソンドライブ沿いに「リテールコリドー」を配置
トランジット指向型開発(TOD)への貢献
R.M. Towill Corp.のコンサルタント、アイザイア・サトー氏によると、本プロジェクトはアラモアナエリアのトランジット指向型開発計画を推進します。
主な目標
- 住宅の多様性促進: 手頃な価格から市場価格まで、様々なタイプとサイズの住宅を提供
- 経済活性化: ホテル、レストラン、小売店などでコンベンションセンターエリアを活性化
- 歩行者環境の改善:
- より広い歩道の設置
- 快適で安全な歩行者環境の整備
- アラモアナセンターへの直接接続
承認プロセスと今後のスケジュール
これまでの経緯
- 2024年10月:アラモアナ・カカアコ地域委員会で初の公開説明会
- 市計画許可局(DPP)との協議完了
- 現在:プレアプリケーション段階
今後の予定
- 近日中:総合プロジェクト許可申請を提出
- 2026年:DPPとホノルル市議会による審査予定
地域委員会と市議会の反応
ゾーニング委員会での議論
エスター・キアアイナ委員長(ゾーニング委員会)の指摘:
- 地域住民の懸念:交通量、歩行環境、インフラ整備
- 全体的な反応:概ね好意的
- 商業スペースの多様性の必要性を強調
- 「アラモアナは高級ブティックばかりになり、地元の人が行きたがらなくなっている」
- ホテルの高級商業施設とは別に、地元住民向けのレストランや店舗の設置を提案
トミー・ウォーターズ副委員長:
- 永続的な手頃な価格の賃貸住宅提供を「非常に立派」と評価
- 駐車場減少への懸念も表明(冗談交じりに)
公聴会での意見
反対意見
マカキロ在住のウィリアム・アルブリットン氏:
- 「不均衡な高級開発」:市場価格ユニットが手頃な価格の賃貸ユニットを大幅に上回る
- 手頃な価格のレベルが不十分
- 駐車場不要論:「マルチトランジットエリアで1,000台の駐車場は交通量増加につながる」
賛成意見
ハワイ地域大工組合のトリシャ・タケタ氏:
- 「ホノルルが最も必要としているものを提供」
- 52戸の海の見える賃貸住宅が、ハワイ最大の雇用拠点の一つであるアラモアナセンターのすぐ近くに立地
- メリット:
- 通勤時間の短縮
- 公共交通機関へのアクセス向上
- 生活の質の向上
- 飲食・小売スペースによる起業機会と雇用創出
- 市の固定資産税収入の増加
プロジェクトの意義
ホノルルの住宅不足解決への貢献
ハワイでは深刻な住宅不足が続いており、特に手頃な価格の住宅が不足しています。本プロジェクトは、市場価格の住宅だけでなく、永続的に手頃な価格を維持する52戸の賃貸住宅を提供することで、この問題に対応します。
観光産業への影響
291室の高級ホテルは、高額消費の観光客を誘致し、ハワイの観光産業に新たな価値を提供します。アラモアナセンターという一等地に位置することで、買い物と宿泊が一体化した便利な滞在を実現します。
地域経済の活性化
26,000平方フィートの商業スペースと地上階の小売店舗は、地元の起業家に機会を提供し、雇用創出にも貢献します。特に地域委員会からは、地元住民向けの店舗やレストランの誘致が期待されています。
まとめ
「1588 Ala Moana」は、高級ホテル、市場価格コンドミニアム、手頃な価格の賃貸住宅を組み合わせた革新的な複合開発プロジェクトです。アラモアナセンターという最高の立地を活かし、住宅供給、観光振興、地域経済活性化を同時に実現する計画として注目されています。
2026年の正式承認を目指して現在審査が進められており、ホノルルの都市景観に新たなランドマークが誕生する日が待たれます。
この記事は2024年の最新情報に基づいています。プロジェクトの進捗状況や詳細は変更される可能性がありますので、最新情報は公式発表をご確認ください。
